こんにちは。シャロームにっさい医院 院長の山下啓史です。

年末年始は、外食やお酒、生活リズムの乱れも重なって「胸やけ」「胃もたれ」を感じやすい季節です。

「食べ過ぎたから仕方ない」と思っていても、実は別の要因が隠れていることがあります。

🔶胃もたれ・胸やけの“食べ過ぎ以外”の原因

胃もたれや胸やけは、次のようなことで起こることがあります。

  • 逆流性食道炎:胃酸が食道に逆流し、胸のあたりが熱く感じたり、酸っぱいものが上がる感じが出ます。
  • 胃炎(急性・慢性):刺激物、ストレス、痛み止め(NSAIDs)などが影響することもあります。
  • ピロリ菌:胃の粘膜に炎症が続き、胃の不調につながる場合があります。
  • 胃・十二指腸潰瘍:みぞおちの痛み、空腹時の痛み、黒い便などを伴うことがあります。
  • 胃の動きの低下(機能性ディスペプシアなど):検査で大きな異常が見つからなくても、胃がうまく動かず不快感が続くことがあります。

※ここで挙げた内容は一般的な情報です。症状の原因は人によって異なります。

🔶こんなときは“様子見”より相談を

次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 胸やけ・胃もたれが2週間以上続く
  • 体重が減ってきた、食欲が落ちた
  • 吐血、黒い便(タール便)、貧血を指摘された
  • みぞおちの痛みが強い/夜に目が覚める
  • 市販薬でごまかしているが、繰り返す

🔶日常でできるセルフケア(まずはここから)

  • 食事は腹八分、よく噛む
  • 就寝前の飲食は控え、寝る直前のアルコールも避ける
  • 脂っこいもの・刺激物・炭酸は量を調整
  • 痛み止めをよく使う方は、自己判断で続けず相談(胃に負担になることがあります)

🔶新年の節目に「胃カメラでリセット」という考え方

胃の不調は、生活の工夫で改善することも多い一方、「確認して安心する」ことがとても大切です。


胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)では、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接見て、炎症や潰瘍、出血の有無などを確認できます。必要に応じて医師が適切な対応を提案します。


「今年は体のメンテナンスも始めたい」という方は、新年を機に一度、胃の状態をチェックしてみませんか。

🧡院長からのひとこと(熊本弁)

「胸やけや胃もたれが続くときは、無理せんで一回相談しなっせ。新年は胃も気持ちよくリセットしていきましょ。」