こんにちは。シャロームにっさい医院 院長の山下啓史です。

「毎年、2月に入ってからくしゃみ・鼻水・目のかゆみが一気に出る」 そんな方ほど、症状が軽いうちからの早めの対策が助けになります。

花粉症は、つらくなってから対処するより、飛び始めの時期に対策をしておくほうが日常生活への影響を減らしやすいとされています。

🔶まずは“症状の型”を確認する(鼻/目/のど/せき)

花粉症といっても、困りごとは人それぞれです。

  • :くしゃみ、鼻水、鼻づまり、後鼻漏
  • :かゆみ、充血、涙
  • のど・せき:イガイガ、痰が絡む、夜間のせき
  • 全身:だるさ、集中しづらい(睡眠の質低下も影響します)

花粉症は、鼻水・鼻づまり・目のかゆみなど症状がさまざまです。内服薬・点鼻薬・点眼薬を組み合わせて、つらい症状に合わせた対策を行います。

🔶眠くなりにくい薬って?

花粉症の内服薬としてよく使われるのは抗ヒスタミン薬です。
このうち、一般に眠気が出にくいタイプとして使われることが多いのが第2世代抗ヒスタミン薬です(※個人差があります)。

眠気を減らすコツ

  • 初回は、可能なら休日や予定が少ない日に試す
  • 運転・危険作業がある方は、事前に医師や薬剤師に相談
  • 眠気だけでなく、口の渇き・だるさが出ることもある
  • 併用薬(かぜ薬、睡眠薬、アルコール等)で眠気が強まることがあります

「眠くなりにくい=まったく眠くならない」ではありません。生活スタイルに合う薬を一緒に探すのが安心です。

🔶“鼻づまり”には点鼻薬が強い味方

鼻づまりが強い方は、内服だけでは追いつかないことがあります。
その場合、点鼻薬を組み合わせると、鼻づまり・鼻炎症状の改善が期待できます。

点鼻薬を毎日続けるための工夫

  • 洗面台に置いて、歯みがきの後に1回など、ついでに行う
  • 使う前に軽く鼻をかむ(強くかみすぎない)
  • 効果は即日でないこともあるため、数日〜1週間は継続しましょう

※点鼻薬にもいろいろな種類があります。持病や妊娠の可能性がある方では、避けた方がよい種類もあるため、症状と生活に合わせて一緒に選びます。

🔶目のかゆみには「目薬+花粉を避ける生活の工夫」

目の症状が中心の方は、抗アレルギー点眼薬が役立ちます。
あわせて、日々の花粉対策も大事です。

花粉対策:無理なく続ける3つのポイント

  • 室内は換気は短時間で、床の花粉を拭き取る(乾拭き→湿拭き)
  • 外出時はマスク+メガネ(花粉対策用でもOK)
  • 帰宅後は顔を洗う/可能ならシャワー

🔶受診の目安:こんな時は早めに相談を

  • 市販薬で眠気やだるさが強い
  • 鼻づまりで眠れない/日中の集中が落ちる
  • 目のかゆみでコンタクトがつらい
  • ぜんそく、COPD、睡眠時無呼吸など、持病がある
  • 毎年悪化しやすく、受験・仕事の繁忙期と重なる

花粉症は“体質”だけでなく、睡眠や疲労とも関係して悪化しやすいことがあります。

早めに対策をして、春を少しでも楽に過ごしましょう。

🧡院長からのひとこと(熊本弁)

「花粉は毎年のこっつぁけん、早めに手を打っとくとだいぶ楽になるばい。無理して我慢せんで、気になるときはいつでも相談しなっせね。」