🔶新年度前の今なら、受診日程を立てやすい時期です
こんにちは。シャロームにっさい医院 院長の山下啓史です。
健康診断の便潜血検査で「陽性」と言われたとき、「痔かもしれない」「忙しいから落ち着いてから…」と、つい後回しになりがちです。
便潜血“陽性”は、主に大腸からの出血を反映しやすいサインです。原因は、痔などの良性のものから、大腸ポリープ、炎症性の病気、大腸がんなどさまざま。
まずは大腸カメラなどの精密検査で原因を確認することが大切です。
🔶よくある“後回し”の理由と、知っておきたいポイント
- 症状がないから大丈夫?
- 症状が出にくいこともあり、症状の有無だけでは判断できません。
- もう一度、便潜血をやり直せばいい?
- 便潜血検査は、異常の可能性を見つけるための「ふるい分け(スクリーニング)」の検査です。一度でも陽性が出た場合は、便潜血検査を繰り返すより、原因を確認するための精密検査(大腸カメラなど)を検討することが大切です。
- 痔があるから、心配いらない?
- 痔があっても、他の原因が隠れていないかは別問題です。一度確認しておくと、安心につながります。
🔶年度内(3月まで)に“確認”をおすすめする理由
新年度は、生活のリズムが変わりやすく、何かと忙しくなります。気になる結果を抱えたままだと、心配が長引いてしまいがちです。
年度末の今は、
- 受診日程を組みやすい
- 必要があれば、次の予定(追加検査・治療・経過観察)を早めに立てられる
- 何より、結果がはっきりして安心できる
といった意味で、動きやすい時期です。
🔶大腸カメラ(大腸内視鏡検査)ってどんな検査?
大腸カメラは、肛門から細いカメラを入れて大腸の中を観察し、必要に応じて組織検査(生検)を行う検査です。
検査の前には、腸の中をきれいにするための下剤(前処置)があります。
「痛そう」「準備が大変そう」と不安を感じる方も多いのですが、当院では事前説明を丁寧に行い、体調や状況に合わせて進めます。
検査の準備(前処置)や当日の流れ、よくあるご質問は、当院の内視鏡検査のご案内ページにまとめています。受診前の確認にご利用ください。
🔶こんなときは、早めにご相談ください
年度内にこだわらず、次のような場合は早めの受診をおすすめします。
- 便に血が混じる、黒い便が続く
- 便秘と下痢を繰り返す/便が細くなった気がする
- お腹の張り・痛みが続く
- 体重が減ってきた/貧血を指摘された
- ご家族に大腸の病気がある など
🧡院長からのひとこと(熊本弁)
「年度末は何かと慌ただしかけんですね。ばってん、便潜血“陽性”の結果ば、そのままにせんほうがよかですよ。
新年度前に一回確認しとけば、安心して春ば迎えらるっですよ。困ったときゃ、いつでん相談しなっせ。」

